AWS CloudFrontとGCP Cloud CDNの料金を比較する
AWSが提供しているCDNサービス「CloudFront」と
GCPが提供している同じくCDNサービスの「Cloud CDN」
どちらのほうが料金が安いのか比較してみます。
ちなみに結論からいうと、「Cloud CDN」のほうが安いです。
データ転送料金
まずはデータ転送料金から比較します。
前提としては以下のようにします。
- リージョン
- 東京
- キャッシュサイズ
- 1,000GB
1GBあたりの料金
CloudFront(AWS) | Cloud CDN(GCP) | |
---|---|---|
CDN to InterNet | $0.140 | $0.09 |
Origin to CDN | $0.060 | $0.06 |
ひと月あたりの料金
CloudFront(AWS) | Cloud CDN(GCP) | |
---|---|---|
CDN to InterNet | $140 | $90 |
※キャッシュフィルに関しては除外
リクエスト料金
次にリクエスト料金について比較します。
前提としては以下のようにします。
- リージョン
- 東京
- リクエスト数
- 1,000,000回
10,000回あたりの料金
CloudFront(AWS) | Cloud CDN(GCP) |
---|---|
$0.009 | $0.0075 |
ひと月あたりの料金
CloudFront(AWS) | Cloud CDN(GCP) |
---|---|
$0.9 | $0.75 |
Invalidation(キャッシュ無効化)
CDNなので、当然キャッシュの無効化はしたくなるわけですが、
こちらも料金が設定されているので見てみましょう。
1回あたり
CloudFront(AWS) | Cloud CDN(GCP) |
---|---|
$0.005 | $0.005 |
はい、同じ料金なのですが、AWSのほうは
月間で無効をリクエストしたパスの最初の 1,000 パスまでは追加料金なし。 それ以降は、無効をリクエストしたパスごとに 0.005 USD かかります。 https://aws.amazon.com/jp/cloudfront/pricing/
となっています。こちらに関してはAWSのほうがアドバンテージがありそうです。
最後に
今回調査した理由としては、このブログをAWSからGCPに移す際に
どれくらい費用が変わるかなと気になったので調べました。
うちのブログの現在のアーキテクチャ
https://blog.haramishio.xyz/post/000005/
ぶっちゃけ個人ブログユースで考えた場合、誤差の範囲でしかないなという印象なんですが
ビジネスとして考えるとCloud CDNに軍配が上がるかなという感想です。
では!